
2026 JGA TECHNOLOGY AWARD
壁埋め込み型ガスコンセントの開発について
東邦ガスネットワーク株式会社、光陽産業株式会社
施工の「コツや慣れ」を減らす、壁埋め込み型ガスコンセント。
設置手順が複雑で作業時間を要していたFガスコンセントC、CE2およびCE2アース付を改良。引っ掛け式の仮固定、磁石探査治具、化粧プレートの調整不要化、電気系スイッチと揃う配置によって、施工性と仕上がりの向上を図った。
Cタイプ
CE2タイプ
CE2アース付きKEY TECHNOLOGY
施工者の声から、4つの課題を一体的に改善。
狭い壁内での固定作業から、壁施工後の位置確認、壁厚に応じた調整、室内側の見栄えまで、施工の一連の流れを見直した。
引っ掛け式の仮固定
磁石で壁内位置を特定
脱着機構の調整を不要化
化粧プレート位置を統一
RELATED INFORMATION
受賞技術に関する詳細情報
製品・技術の詳細確認、資料請求、お問い合わせはこちらから。BACKGROUND
開発概略
光陽産業のFガスコンセントC、CE2およびCE2アース付は、設置手順が複雑で作業時間を要する点が課題であった。そこで、設置作業の効率化を目的にC、CE2およびCE2アースのガス栓固定用金具等の改良開発を実施した。
PURPOSE
開発の
動機・目的
実際に施工している施工者へのヒアリングにより、従来品に施工性やデザイン性の課題があることが分かったため開発を実施。
従来品の課題
- ガス栓と壁固定部材の設置、壁内でのねじ止め等の細かい作業で「コツや慣れ」が必要である。
- 壁貼り後は、ガス栓の設置位置が見えないため、位置探査に苦労するケースがある。
- 壁厚に応じて迅速継手の脱着機構部の調整が必要である。また、うまく設置できていない場合、迅速継手が外れない場合がある。
- ガス栓の化粧プレートが電気系スイッチの化粧プレートと縦並び設置の場合、室内からズレて見える。
DEVELOPMENT
開発の内容
01設置作業性の向上
壁内に設置したブラケットへガス栓本体を仮固定する際にねじを使用していたが、狭所での作業で施工性が悪いため、ブラケットに引っ掛けるだけでガス栓本体の仮固定が可能なガス栓固定用金具を開発。また、ガス栓固定用金具はスライド可能であり、仮固定箇所からスライドすることで、壁固定部材との固定作業が容易となった。
各施工工程において、「コツや慣れ」を排除できるように作業工程の見直しを行った。
02先付施工時のガス栓設置位置の確認性の向上
壁施工後に壁内のガス栓位置を容易に確認することができるよう、磁石探査治具を新規開発。
探査治具により、ガス栓に影響を与えない壁穴あけ位置を特定することが可能。また、壁の切り欠き範囲がわかるような構造とすることでガス栓本体を傷つけるリスクを低減。
03化粧プレートの施工性の向上
これまでは、壁厚によりガス栓の設置位置が壁奥側へとなり、化粧プレートの迅速継手脱着機構部の調整を行っていたが、ガス栓本体を壁仕上げ面から一定位置に設置することで、化粧プレートの迅速継手脱着機構部の調整が不要となった。
この変更により、ガス栓への迅速継手の接続性も向上した。
04デザイン性の向上
室内側から見た際の、電気系スイッチとガス栓の化粧プレートを同位置とする仕様へ改良。
間柱からのガス栓固定部材を、電気の固定部材と同寸法になるように設定した。